コブ(レオナルド・ディカプリオ)は人が夢を見ている最中に、その潜在意識の奥深くにもぐり込んで相手のアイデアを盗むことのできる優秀な人材だった。彼は、企業スパイの世界でトップの腕前を誇っていたが、やがて国際指名手配犯となってしまう。そんなある日、コブの元に“インセプション”と呼ばれるほぼ不可能に近い仕事が舞い込む。 『ダークナイト』の気鋭の映像作家、クリストファー・ノーラン監督がオリジナル脚本で挑む、想像を超えた次世代アクション・エンターテインメント大作。人の夢の世界にまで入り込み、他人のアイデアを盗むという高度な技術を持つ企業スパイが、最後の危険なミッションに臨む姿を描く。主役を務めるのは『シャッター
保険会社に勤めるヤング・エグゼクティブのジャックは数カ月間、不眠症に悩まされていた。ある日、出張先から帰ってくると部屋が爆破されており、仕方なく飛行機で知り合ったタイラーの家に泊まることに。タイラーは自分を思い切り殴れと言い…。 空虚な生活を送るヤング・エグゼクティブのジャックは、謎の男テイラーに導かれるまま、謎の秘密組織「ファイト・クラブ」のメンバーになる。そこは鍛え抜かれた男達が己の拳のみを武器に闘いを繰り広げる、壮絶で危険な空間だった。血飛沫が飛び散る拳闘シーンの迫力もさる事ながら、圧倒的な印象を残すのは「セブン」のデヴィッド・フィンチャー監督による暴力的ともいえる映像の洪水。世紀末のカオスをまさに”体感“できる一作だ。
スリの天才でリーダーのミスター・ウルフ率いる怪盗集団「バッドガイズ」は、これまで次々と盗みを成功させてきた。金庫破りのスネーク、変装名人シャーク、怪力ピラニア、そして天才ハッカーのタランチュラらは、伝説のお宝である「黄金のイルカ」を狙う。彼らは国立美術館で催されるパーティーへの潜入に成功するものの、お宝強奪まであと一歩のところで失敗して逮捕されてしまう。
2019年の本屋大賞を受賞した瀬尾まいこの同名ベストセラーを永野芽郁、田中圭、石原さとみの共演で映画化した感動ドラマ。それぞれ血の繋がらない2組の親子を主人公に、複雑な境遇でも大人たちの愛を受けて前向きに成長していくヒロインの姿を描く。監督は「ブタがいた教室」「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」の前田哲。 泣き虫の小学生みぃたんは実の父が仕事でブラジルに旅立ってしまい、義理の母・梨花と日本で2人暮らし。美しくて自由奔放な梨花だったが、みぃたんには深い愛情を注いでいた。一方、料理上手な義理の父・森宮さんと2人暮らしをしている高校生の優子。複雑な生い立ちもあまり気にすることなく、今は卒業式に向けピアノを猛特訓中だったが…。
スティーヴン・スピルバーグ監督がレオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスを起用して撮り上げた実録犯罪コメディ。60年代、FBIを手玉にとって世間を騒がせた実在の天才詐欺師フランク・W・アバグネイルと彼を執拗に追う捜査官との追跡劇を軽妙なタッチで描く。原作は、現在FBIのアドバイザーとして活躍するフランク・W・アバグネイル本人とスタン・レディングによる同名自叙伝。
長編デビュー作「ヘレディタリー 継承」のアリ・アスター監督による異色スリラー。ダニー役を「ファイティング・ファミリー」のフローレンス・ピューが演じる。 家族を不慮の事故で失ったダニー(フローレンス・ピュー)は、大学で民俗学を研究する恋人や友人たち5人でスウェーデンの奥地で開かれる“90年に一度の祝祭”を訪れる。美しい花々が咲き乱れるなか、優しい住人たちが陽気に歌い踊る日々。太陽が沈まないその村は、ダニーにとって楽園のように思えたが、次第に不穏な空気が漂い始め、彼女の心はかき乱されていく。妄想、トラウマ、不安、恐怖……それは想像を絶する悪夢の始まりだった…。
雑居ビルの2階でテレビからの声に気づいたカトウ(土佐和成)は、画面を見ると自分の姿があり、自分は2分後のお前だといわれる。ぼう然とするカトウは、2階の部屋と1階のカフェが2分の時差でつながっていることを知る。やがて“タイムテレビ”の存在がわかると、周囲の人々はもっと先のことまで見ることができないかと考える。 劇団「ヨーロッパ企画」代表・上田誠監督の短編映画『ハウリング』をリブートした長編作。2分先の未来が見えるテレビをめぐって騒動が巻き起こる。主演の土佐和成をはじめとする劇団員のほか、ドラマ「歌舞伎町弁護人
長崎・軍艦島の見える街に暮らす高校生の坂本海星(佐藤寛太)と、小さなラーメン屋を営む父親の玄海(加藤雅也)。最愛の母を亡くした海星はささいなことでけんかを繰り返し、妻に先立たれた玄海は酒浸りの日々を過ごしていた。大切な家族を失った喪失感と向き合えない父子が互いにいがみ合う中、海星が大きなトラブルに巻き込まれてしまう。 映像化もされた「ガキ☆ロック」や「ギャングキング」などで知られる柳内大樹の青春漫画を実写映画化。長崎・軍艦島が見える街を舞台に、大切な家族を失った父子の喪失と再生を描く。ドラマ「おっさんずラブ」シリーズの演出などに携わってきた Yuki Saito
世界中の警察が管理する防犯カメラをつなぐための海洋施設「パシフィック・ブイ」が、東京・八丈島の近海に建設される。そのころ、江戸川コナンも鈴木園子の招待で八丈島を訪れていた。ユーロポールの職員が黒ずくめの組織に殺害されたという情報がコナンにもたらされ、不穏に思ったコナンがパシフィック・ブイに向かうと、そこで黒ずくめの組織によるエンジニアの誘拐事件が発生する。 青山剛昌の人気コミックを原作とするアニメの劇場版第26弾。東京・八丈島近海に世界各国のエンジニアがとある計画のため集まる中、江戸川コナンたちに黒ずくめの組織が忍び寄る。ボイスキャストはコナンの声を担当する高山みなみのほか、山崎和佳奈や小山力也、林原めぐみなどが名を連ねる。
ローリー・ストロード(ジェイミー・リー・カーティス)は4年前に娘のカレンをマイケル・マイヤーズ(ジェームズ・ジュード・コートニー)に殺され、今は娘のアリソン(アンディ・マティチャック)と平穏な日々を送ろうとしていた。ある時ローリーは、少年転落死事件に居合わせたことから町の住民に冷遇されるコーリー・カニンガム(ローハン・キャンベル)と出会い、彼をアリソンに引き合わせる。コーリーはアリソンと心を通わせていくが、不良たちに絡まれて橋の上から落下。下水道をさまよううちに、衰弱していたマイケルを発見する。
カンヌ国際映画祭では、審査員満場一致で[最高賞]パルムドールを受賞したコメディ・ドラマ。タランティーノ、ジャームッシュら名匠の話題作を抑え、韓国映画として初の同賞受賞という快挙を成し遂げた。 全員失業中、”半地下住宅”で暮らす貧しいキム一家。長男ギウは、”高台の豪邸”で暮らす裕福なパク氏の家へ家庭教師の面接を受けに行くが…。この相反する2つの家族の出会いは、次第に想像を遥かに超える物語へとかそくしていく…。 原題:기생충、Parasite / 製作国:韓国 / 製作年:2019年 / 日本公開日:2020年1月 / 上映時間:132分 / 映倫:PG12 キャスト ソン・ガンホ、イ・ソンギュン、チョ・ヨジョン、チェ・ウシク、パク・ソダム スタッフ 監督:ポン・ジュノ
天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、あこがれの先輩・夏希に頼まれ、長野にある彼女の田舎へ。そこで二人を待っていたのは、大勢の夏希の親せきたちだった。しかも、健二は夏希から「婚約者のふりをして」と頼まれ、親せきの面々に圧倒されながらも大役を務めることに……。
かつて堺で千利休の幻の茶器をめぐって大勝負に挑んだ古物商の則夫(中井貴一)と陶芸家の佐輔(佐々木蔵之介)は、思いがけず京都で再会する。彼らは、そこで出会った着物美人の志野(広末涼子)の思いにほだされ、武将茶人・古田織部の幻の茶器にまつわる人助けをすることになる。そして有名古美術店や大御所鑑定家、陶芸王子、テレビ番組を巻き込んでいく。
裏社会の住人や組織が絡む危険な仕事を請け負う傭兵(ようへい)のタイラー・レイク(クリス・ヘムズワース)に犯罪組織のボスから、ムンバイから誘拐された息子を、ギャングの支配下にある市街地から救ってほしいという依頼が届く。タイラーは一人で潜入し少年を奪還しようとするが、ギャングが二人の前に立ちはだかる。
東京の出版社で、ファッション誌の編集者として働く浩輔(鈴木亮平)。自由気ままな日々を送る彼だが、14歳で母を失い、田舎町でありのままの自分を隠しながら思春期を過ごした過去があった。ある日彼は、シングルマザーである母親を支えながら働く、パーソナルトレーナーの龍太(宮沢氷魚)と出会い、惹(ひ)かれ合っていく。亡き母への思いを抱える浩輔は、母親に寄り添う龍太に手を差し伸べ、彼を愛する日々に大きな幸せを感じる。あるとき浩輔は、龍太とドライブの約束をするが、龍太はいつまでたってもやってこなかった。
魔法が全てであるクローバー王国で、魔力を持たずに生まれた少年アスタ。魔道士の頂点「魔法帝」を目指す彼は、自分の力を証明すべくライバルのユノと共に多くの強敵たちと相まみえてきた。ある日、封印されていた先代魔法帝コンラートと3人の歴代魔法帝が「帝剣」と共に復活し、クローバー王国を滅ぼそうと動き出す。アスタをはじめ、魔法騎士団は力を合わせて王国最大の危機に立ち向かう。
生まれつきの聴覚障害により両耳とも聞こえないケイコ(岸井ゆきの)は、下町の小さなボクシングジムで日々練習に励んでいた。彼女はプロボクサーとしてリングに立ち続けながらも、心中は不安や迷いだらけで、言葉にできない葛藤を募らせていた。「一度、お休みしたいです」とジムの会長(三浦友和)宛てにつづった手紙を渡せずにいたある日、彼女はジムが閉鎖されることを知る。
治(リリー・フランキー)と息子の祥太(城桧吏)は万引きを終えた帰り道で、寒さに震えるじゅり(佐々木みゆ)を見掛け家に連れて帰る。見ず知らずの子供と帰ってきた夫に困惑する信代(安藤サクラ)は、傷だらけの彼女を見て世話をすることにする。信代の妹の亜紀(松岡茉優)を含めた一家は、初枝(樹木希林)の年金を頼りに生活していたが……。
1940年、神戸で貿易会社を経営する優作(高橋一生)は満州に渡り、偶然恐ろしい国家機密を知る。正義のために一連の出来事を明るみに出そうとした彼は、反逆者とみなされてしまう。優作の妻の聡子(蒼井優)は反逆者と疑いの目で見られる夫を信じ、スパイの妻とそしりを受けても、愛する夫と手に手を取って生きていこうと決意する。 『トウキョウソナタ』『岸辺の旅』などの黒沢清監督によるドラマの劇場版。太平洋戦争前夜を背景に、運命によってもてあそばれる夫婦の試練を描き出す。蒼井優と高橋一生が『ロマンスドール』に続いて夫婦にふんし、『犬鳴村』などの坂東龍汰や、『コンフィデンスマン
現場に謎のメモが残される猟奇殺人事件が矢継ぎ早に発生するが、その事件は雨が降る日のみ起こっていた。一連の事件の関連性を察知した沢村久志刑事(小栗旬)は、自分の妻子が狙われていることを知る。やがて、カエルのマスクをかぶったカエル男の存在が浮かび上がり、犯人に近づいていく沢村だったが、カエル男の仕組んだわなにはめられ窮地に陥り……。