みなさん、さようなら(2012)
「ゴールデンスランバー」の中村義洋監督、濱田岳主演の5度目のコンビが、久保寺健彦の同名小説を映画化した青春ストーリー。12歳の春に突然“団地の中だけで生きていく”と宣言した主人公が団地の敷地内で謳歌する青春の行方を、団地という世相を反映したコミュニティの栄枯盛衰とともにほろ苦くも瑞々しいタッチで綴る。
12歳の春、周囲を仰天させる一大決心をした悟。繁華な団地には肉屋、魚屋、理髪店、衣料品店など何でもそろっている。外出は団地の敷地内だけで充分。初恋も、親友も、就職も、結婚も、何だって団地の中だけで出来る。優しい母親と友人たちに見守られ、悟はそうやって団地の中で日々を過ごし成長していく。だが時が経つにつれ、団地で暮らす友人たちは、ひとり、またひとりと悟の前から去っていき、あんなに賑やかだった団地も少しずつ寂れていってしまう…。
製作国:日本 / 製作年:2012年 / 日本劇場公開日:2013年1月26日 / 配給:ファントム・フィルム / 上映時間:120分 / 映倫:PG12
キャスト
濱田岳、倉科カナ、永山絢斗、波瑠、安藤玉恵、志保、ナオミ・オルテガ、田中圭、ベンガル、大塚寧々
スタッフ
監督:中村義洋
プロデューサー:宇田川寧、山口敏功、長坂淳子
原作:久保寺健彦『みなさん、さようなら』(幻冬舎刊)
脚本:林民夫、中村義洋
撮影:小林元
美術:高橋泰代
編集:松竹利郎
音楽:安川午朗
主題歌:エレファントカシマシ『sweet memory』