オーバー・フェンス
佐藤泰志の小説を映画化する「海炭市叙景」「そこのみにて光輝く」に続く“函館三部作”最終章。人生に挫折し、将来の展望のないままに孤独で無気力な日々を送る主人公が、キャバクラで働くヒロインや職業訓練校の仲間たちと不器用に織りなす切ない人間模様を綴る。主演はオダギリジョー。監督は「苦役列車」「味園ユニバース」の山下敦弘。
快楽写真館 エロスは暗室の中に
谷崎潤一郎の小説「痴人の愛」に大胆なアレンジを加え、セクシー女優・古川いおり主演で映像化したエロティック・ドラマ。 写真館に現像を頼みに来た男が持ってきたフィルムを現像してみると、そこには美しい女の裸体が! しかも自分を誘うように微笑みかけてくる。「お前は、私に会うためにここに来たんだね」などと言いだし、その女にぞっこんの店主は客の写真を自分のために現像する。ついに写真の中に入り込み、妄想の中で狂ったように欲望をぶちまける…。 製作国:日本 / 製作年:2017年 / 日本公開日:未公開 / 上映時間:73分 / 映倫:R-15 キャスト 古川いおり スタッフ 監督:富岡忠文 製作:高澤吉紀 プロデューサー:池田大威 脚本:原田裕文 撮影:村石直人
25 NIJYU-GO
哀川翔主演で贈る、現金25億円を巡り、刑事やヤクザ、チャイナマフィア、殺し屋たちが強奪戦を繰り広げるクライム・アクション。東映Vシネマ25周年記念作品。 西池袋警察署の桜井(哀川翔)と日影(寺島進)は、半グレ集団からの金の巻き上げ、押収金の着服と、やりたい放題の悪徳刑事コンビ。しかし、着服した不明金250万円が問題となり、翌朝までの提出を署長直々に命じられてしまう。そんな時、巨額横領事件の容疑者・九十九(温水洋一)が二人の前に現れた。だが同時に九十九が持っているという25億の現金を嗅ぎつけた、暴力団組長、半グレ集団、中国系マフィアらが次々に集まってきた!壮絶なる現金強奪バトルロワイヤルの火蓋が切られる…。
透明変態人間 アブノーマル・エクスタシー
秘薬で透明人間になってしまった男の姿を描くエロティック・コメディ第4弾。監督は「リベンジポルノ LOVE IS DEAD」の羽生研司。 歌舞伎町から引き抜かれた筋金入りのナンバー1キャストの華恋を筆頭に、店では今夜もキャバ嬢が男たちに夢を見させている。そのサポートをしている新人キャバ嬢美華世が、いつか華恋を嬢王の座から引きずり落とし自分が成り上がることを夢見る…。 製作国:日本 / 製作年:2016年 / 日本公開日:劇場未公開 / 上映時間:72分 / 映倫:R-15 キャスト 春原未来、星あんず、範田紗々、岩尾隆明 スタッフ 監督:羽生研司 製作:高澤吉紀
娼年
劇団「ポツドール」を主宰するかたわら「愛の渦」「何者」の映画監督、三浦大輔が、2016年に手がけた石田衣良原作、松坂桃李主演の舞台を、再び松坂桃李を主演に迎えて映画化した愛のドラマ。ふとしたことから女性専用コールクラブで働き始めた青年が、様々な女性と体を重ねていく中で彼女たちの悩みや欲望を受け止めていくとともに、自らも成長していく姿を、妥協のない性愛描写を通して描く。
凶気の桜
窪塚洋介主演による、渋谷のストリートを舞台に、暴力を正義と信じる3人の若きナショナリストの結社“ネオ・トージョー”の面々の美しくも、痛い青春を描くドラマ。
聯合艦隊司令長官 山本五十六 太平洋戦争70年目の真実
命を賭して開戦に反対しながらも、真珠湾攻撃の指揮を執ることになった聯合艦隊司令長官・山本五十六の実像に迫る、役所広司主演の戦争ドラマ。監督は「孤高のメス」「八日目の蝉」の成島出。 昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟をめぐり、締結を強く主張する陸軍だけではなく、国民の大半も同盟に希望を見いだしていた。そんな中、海軍次官の山本五十六(役所広司)、海軍大臣の米内光政(柄本明)、軍務局長の井上成美(柳葉敏郎)は、陸軍の圧力や世論にも信念を曲げることなく同盟に反対の立場をとり続ける。しかし、第2次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)し…。 原題:THE
映画版 ふたりエッチ ラブ・アゲイン
克・亜樹の同名コミックスを人気グラビアアイドルの青山ひかる主演で実写映画化したエロティック・ロマンティック・コメディ。互いに童貞&処女のままお見合い結婚した新婚カップルが、“本当の夫婦”になるべく試行錯誤を重ねながらセックスを学んでいく姿を描く。共演に佐々木道成。監督はTVドラマ「相棒」シリーズなどの近藤俊明。
二十六夜待ち
「海辺の生と死」の越川道夫監督が佐伯一麦の同名短編を主演に井浦新と黒川芽以を起用して映画化した、繊細で濃密な官能ラブストーリー。記憶を失くし、自分が何者なのか分からないまま生きる男と、震災で何もかもを失い、忘れたい記憶に苛まれる女。孤独を抱えたふたりの愛を描く。
劇場版 ルパンの娘
横関大の同名ベストセラー原作の人気TVドラマの劇場版。シリーズ初の海外を舞台に、伝説の泥棒一家“Lの一族”の最後の大仕事が、劇場版ならではのスケールアップした展開で描かれていく。主演は、深田恭子。監督は「テルマエ・ロマエ」「翔んで埼玉」の武内英樹。 代々泥棒一家“Lの一族”の娘として生まれながら、警察一家の息子・桜庭和馬との禁断の恋を実らせ、最愛の娘・杏も授かり、幸せな日々を送る三雲華。そんなある日、父の尊がついに泥棒引退を宣言し、これまで迷惑をかけてきたお詫びとして華と和馬にちょっと遅めの新婚旅行をプレゼントする。こうして和馬と杏と3人でディーベンブルク王国を訪れ、観光を楽しむ華だったが…。
あの日に帰りたい
認知症の父親を持つ中年男性の実話を元に、向き合った家族の再生の物語を、遠山景織子主演で描く感動ドラマ。監督は「SHOOT X 霊撮ゲーム」の阿部裕樹。 娘(理沙)、母(美代子)、父(真人)、祖父(光雄)、祖母(貴子)が一緒に住んでいるごく普通の幸せな家族。そんな家族は祖父の軽度の認知症を理解し、上手く付き合っていた。そんなある日、突然、祖母の訃報で祖父は症状が酷くなっていき、同時に家族の歯車も狂っていく。なんとか家族再生を目指していくのだが…。 製作国:日本 / 製作年:2019年 / 日本公開日:劇場未公開 / 上映時間:90分 キャスト 遠山景織子、岩本琴音、松木研也、松崎千枝子、六川潔、藤島克成、後藤かな、高野宗弥 スタッフ 監督:阿部裕樹
溺れるナイフ
人気漫画家ジョージ朝倉の傑作少女マンガを「バクマン。」の小松菜奈と「共喰い」の菅田将暉の主演で実写映画化した青春ラブストーリー。海辺の田舎町を舞台に、東京から転校してきた人気モデルのヒロインと自由で傲慢な地元の少年との激しく危うい恋と青春の衝動を描く。監督は「おとぎ話みたい」「5つ数えれば君の夢」の山戸結希。
お兄チャンは戦場に行った!?
女優を目指す妹と、彼女に会いに来た引きこもりの兄をめぐる短篇ドラマ。監督は「沈まない三つの家」の中野量太。 4年間引き籠っていた兄は、カメラマンになると言う夢を見つけて部屋を出た。机の上に、あるものを残して…。そして、都会で女優を目指している妹に会いに行く。妹だけが持っている幸運の御守りをもらいに…。 製作国:日本 / 製作年:2013年 / 日本公開日:2013年10月5日 / 上映時間:29分 キャスト 小宮一葉、内村遥、細川佳央、新井郁、桜井淳美 スタッフ 監督:中野量太 脚本:中野量太 プロデューサー:手島昭一 撮影:岩永洋 録音:古茂田耕吉 照明:長田青海 編集:中野量太
海を感じる時
「NANA2」の市川由依の主演による、原作は発表当時、現役女子高生が書いたスキャンダラスな“文学上の事件”と評された衝撃の純文学を「僕は妹に恋をする」の安藤尋監督が映画化。愛を知らない少女がひとりの男と出会い、女へと目覚めていく姿を描く。 恵美子(市川由衣)と洋(池松壮亮)の出会いは高校の新聞部だった。ある日、授業をさぼり部室で暇つぶしをしていた恵美子は、先輩の3年生の洋と顔を合わせる。突然、洋はここで恵美子にキスを迫るが「決して君が好きな訳じゃない。ただ、キスがしてみたい。」と言う。衝動的に体をあずける恵美子だったが、あくまで洋は“女の人の体”に興味があっただけで…。
仮面ライダーセイバー 深罪の三重奏(トリオ)
「本」をテーマに、2021年8月まで放送されたTVシリーズ「仮面ライダーセイバー」の8年後を描くVシネクスト作品。劇場でも上映。主演は内藤秀一郎。監督はTV版に引き続き上堀内佳寿也。 神山飛羽真=仮面ライダーセイバーたちの命がけの活躍によって世界が救われてから8年後。飛羽真は、かつての戦いに巻き込まれて親を亡くした少年・陸の面倒を見ていた。しかし今も陸の心の傷は癒えぬままだった。そんな中、剣士たちが次々と姿を消す不可解な事件が発生し、やがて飛羽真は最大の試練に直面していくことになるのだったが…。 製作国:日本 / 製作年:2022年 / 日本公開日:2022年1月28日 / 上映時間:72分 / 映倫:G キャスト
脳天パラダイス
「ロビンソンの庭」「ジャンクフード」の奇才・山本政志監督が豪華キャストを迎えて贈るコメディ・ドラマ。主演は『家族X』などの南果歩、作家でクリエーターのいとうせいこう。父が破産して離散寸前の一家が、SNSの投稿によって思わぬ方向に導かれる。 父・修次(いとうせいこう)の破産によって東京郊外の大豪邸を手放すことになった笹谷家は、引っ越しの準備を進めていた。ふがいない父に苛立つ娘のあかね(小川未祐)は、家でパーティーをするので誰でもいいから飲食類持参で来て、とSNSに投稿する。すると笹谷家に次々と人が集まり始め、どんちゃん騒ぎを繰り広げる。修次が追い返そうとしていると、かつて恋人と一緒に家を出ていった元妻・昭子(南果歩)が現れる…。
悼む人
第140回直木賞を受賞した天童荒太の直木賞受賞作『悼む人』を「明日の記憶」の堤幸彦監督が、「横道世之介」の高良健吾主演で映画化したドラマ。縁もゆかりもない死者を悼む旅を続ける青年と彼を巡る人々が織りなす生と死、愛と憎しみ、罪と許しのドラマが展開される。 不慮の死を遂げた見知らぬ人々を<悼む>ために全国を旅する坂築静人。彼の<悼む>とは、死者が生前、誰に愛され、誰を愛したかといったことを調べ、亡くなった現場で彼なりの儀式を行うことだった。そんな静人と出会った雑誌記者の蒔野抗太郎は、彼の真意が分からず取材を始める。さらに、夫を殺めた過去を持つ女性・奈義倖世が静人の旅に同行するようになる…。
ねこあつめの家
人気ゲームアプリの『ねこあつめ』を「チーム・バチスタ」シリーズ、「映画 ビリギャル」の伊藤淳史主演で実写映画化。スランプ中の小説家が、引っ越した古民家の庭先で猫集めに夢中になっていくさまを、たくさんんの猫たちの姿とともに描く。監督は「ゲームセンターCX THE MOVIE 1986 マイティボンジャック」の蔵方政俊。
止められるか、俺たちを
『孤狼の血』の白石和彌監督が、自身の師である映画監督・若松孝二が駆け抜けた時代を門脇麦、井浦新ら豪華キャスト大競演で映画化した青春群像劇。1969年を時代背景に、何者かになることを夢みて若松プロダクションの門を叩いた少女・吉積めぐみの目を通し、若松孝二ら映画人たちが駆け抜けた時代や彼らの生き様を描く。 吉積めぐみ、21歳。1969年春、新宿のフーテン仲間のオバケに誘われて、“若松プロダクション”の扉をたたいた。当時、若者を熱狂させる映画を作りだしていた“若松プロダクション”。 そこはピンク映画の旗手・若松孝二を中心とした新進気鋭の若者たちの巣窟であった…。 製作国:日本 / 製作年:2018年 / 日本公開日:2018年10月13日 / 上映時間:119分 キャスト
《ポルノチック》 惑星のかけら
女性監督と女優が組んで、女性の視線で愛とSEXを描く“ポルノチック”レーベル第3弾。深夜の渋谷の街で出会う男女の、ひと晩の切なくて刹那的な恋を描く。監督は『受難』の吉田良子。 終電の終わった深夜、少女・和希(柳英里紗)は母親の再婚を嫌い、もともと家のあった渋谷の空き地で、帰らぬ父を待っていた。和希は、ナルコレプシーの青年・三津谷(渋川清彦)と出会う。三津谷はどんなに傷つけられても、元恋人・由以子(河井青葉)を見つめ続けていた。帰る場所のない2人は、深夜の渋谷を彷徨する。そのうち三津谷に恋していることに気づいた和希は、こんな風に誰かに見つめられたら世界は変わるのではないかと思うようになる。